土壌分析
当センターでは土壌汚染対策法や底質調査方法などに基づき、土壌等の分析を総合的に行っています。
土壌汚染対策法では、27種類の物質が土壌汚染の原因となる「特定有害物質」として指定されており、特定有害物質が浸透した地下水等を摂取するリスクに対して分析を行う「溶出試験」と、土壌を直接摂取するリスクに対して分析を行う「含有試験」という2つの分析方法・基準が設けられています。
調査の目的に合わせていずれか、または両方の分析を行います。
関連法・基準など
土壌
- 土壌の汚染に係る環境基準(平成3年8月23日 環境庁告示第46号)
- 土壌含有量調査に係る測定方法(平成15年3月6日 環境省告示第19号)
- 農用地の土壌の汚染防止等に関する法律に基づく対策(農林水産省) ・カドミウム
・銅
・ひ素
底質
- 底質調査方法(平成24年8月 水・大気環境局)
- 底質の暫定除去基準について(昭和50年10月28日 環水管119号)
- ダイオキシン対策特別措置法に基づく底質環境基準の施行について
(平成14年7月22日 環水企117・環水管170)
主要測定機器のご紹介
水銀測定装置 |
還元気化法、加熱気化法に対応。高い感度を持ち、研究用途での使用も可能です。 |
遠心分離機 |
溶出試験の検液作成時に用います。750mLボトルを4つ搭載できるため、多量の検液を要する分析でも迅速に処理することが可能です。 |
ガスクロマトグラフ (GC-FPD) |
有機燐化合物の分析に用います。 |